GNS3 物理ネットワークとの接続設定例


GNS3 (Graphical Network Simulator)はCisco IOSのエミュレータで、Ciscoルータの動作確認ができます。このGNS3と物理的なネットワーク(実ネットワーク)の接続方法について、説明します。物理的なネットワークとの接続が可能になれば、Ciscoと非Cisco機器の接続性をテストしたり、dot1q tunnelを使用して限りなくCCIE本試験に近い構成を再現したりする事ができます。

設定方法

ネットワークアダプタの事前設定

Windows環境に限った話ですが、Windows環境では物理的なネットワークポートも無線用のアダプタも「ローカルエリア接続」と表示される事があります。このような表記では、GNS3の設定の時に混乱を招きますので、予めアダプタ名を分かりやすい名前に変更しておく事をお勧めします。

“スタート”, “コントロールパネル”の順で押下します。

gns3_connect_physical_adapter_001

“ネットワークの状態とタスクの表示”を押下します。

gns3_connect_physical_adapter_002

“アダプターの設定変更”を押下します。

gns3_connect_physical_adapter_003

環境によっては”ローカルエリア接続”というアダプタが複数存在するかもしれません。 私の場合は、UQ WiMAXが内臓されたラップトップを使っているので、”ローカルエリア接続”が 複数存在します。このような環境の場合は、何か分かりやすい名前に変更しておく事をお勧めします。

gns3_connect_physical_adapter_004

GNS3と実環境の接続方法

GNS3の基本的な説明については省略します。基本的な説明を必要としている方は、GNS3の使い方を参照ください。

GNS3でプロジェクトを起動させます。その後、右側の「PC」のアイコンを押下した後に、「Host」をドラッグ&ドロップします。

gns3_connect_physical_host_001

結線の操作をする際は、Loopback Adapterを表すNICを選択します。

gns3_connect_physical_host_002

GNS3 と NEC UNIVERGE IX2215 の接続設定例

GNS3と実ネットワークを組み合わせると、Cisco/非Cisco間の接続性をテストする事ができます。以下、CiscoルータとNECルータ(UNIVERGE IXシリーズ)の接続性のテスト例を紹介します。

ネットワーク構成

物理的なネットワークは以下のように構成します。PCとNEC UNIVERGE IXルータを以下のように接続します。

interoperability_network_001

GNS3内部のネットワーク構成は以下のように設定して下さい。

interoperability_network_002

物理的なネットワークとGNS3上の仮想ネットワークはブリッジ接続されています。 この構成を1枚の図で描くと以下のようになります。

interoperability_network_003

OSPF 接続性のテスト

IPアドレスの設定

CiscoルータとNEC UNIVERGE IXルータ間でOSPFの互換性があるかどうかをテストします。 テストをする前にLayer 3の疎通が必要となりますので、 両方のルータにIPv4アドレス, IPv6アドレスを付与します。

pingによる疎通確認を行います。

OSPF設定

Ciscoルータ、NECルータの両方にOSPF設定を投入します。

OSPF neighborが確立された事を確認します。


経路を交換している事を確認します。

実際に接続テストを行った時の画面キャプチャは以下のようになります。

interoperability_network_004

設定ファイル全文は以下の通りです。

動作確認環境

動作確認を行った環境は以下の通りです。

  • 動作確認日 : 2014/01/07
  • GNS3 version 1.2.1
  • CIsco 3640 ( IOS 12.4)
  • NEC UNIVERGE IX 2215

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