MySQL インストール手順 Windowsの場合


MySQLは現時点(2014年07月)で最も普及しているオープンソースのデータベースです。多くの場合は、Linux環境で開発/運用する事が殆どですが、Windows上での一応の動作はします。

このページでは、どうしてもWindows上でMySQLを動作させなければならない(私も含め)可愛そうな方向けに、Windows版 MySQLのインストール手順のメモを記します。

なお、Linux環境の方は、MySQL インストール手順 Linuxの場合を参照下さい。

MySQL Windows版 インストール方法

MySQL Windows版 ダウンロード

MySQL公式サイト http://dev.mysql.com にアクセスします。”downloads”, “widnwos”, “MySQL Installer”の順で押下します。

mysql_install_win_001

“mysql-installer-community”, “mysql-installer-web-community”の2つのエディションが選択できます。このページでは、大は小を兼ねるという事で、”mysql-installer-web-community”のインストール方法を説明します。なお、それぞれのエディションの違いは以下の通りです。

ファイル説明
mysql-installer-web-community外部からの接続が可能なMySQLです。
mysql-installer-communityローカルホストからのみ接続が可能です。開発環境などの限られた用途では、このインストーラーを選択しても良いでしょう。

“mysql-installer-web-community”と書かれている列の”Download”を押下します。

mysql_install_win_002

○racle様にSing Upしろと言われますが、丁重に”No thanks, just start my download”とお断りしましょう。”No thanks, just start my download”を押下すると、MSI (インストーラー) ファイルのダウンロードが開始されます。

mysql_install_win_003

MySQL Windows版 インストール

ダウンロードしたMSI(インストーラー)ファイルをダブルクリックし、インストーラーを起動させます。

“Install MySQL Products”を押下します。

mysql_install_win_004

”I accept the license terms”をチェックし、”Next”を押下します。

mysql_install_win_005

最新版をチェックするかどうかを問われます。厳密なバージョン指定が求められる場合ならば、”Skip the check for update”にチェックを入れ、インストーラーと同一バージョンのMySQLをインストールします。

自宅検証のような責任を求められないような環境であるか、MySQLのバージョン差異の問題を自己責任で解決できるならば、”Execute”を押下し最新版のチェックを行います。

mysql_install_win_006

最新版のチェックを行った場合は、チェック結果が以下のように緑字で表示されます。”Next”を押下し、次へ進みます。

mysql_install_win_007

“Developer Default”または”Full”を選択し、”Next”を押下します。恐らく、殆どの環境では”Server only”, “Client Only”ではソフトウェア不足で何かと不便だと思いますので、”Developer Default”または”Full”がお勧めです。

mysql_install_win_008

MySQLが必要とするソフトウェアをチェックします。特にエラーが表示されないならば、”Next”を押下します。

もし、この画面でエラーが表示されるならば、”Microsoft .Net Framework”などを手作業でインストールを行います。恐らく、多くの場合は、”Windows Updateを行えば必要なソフトウェアが自動的にインストールされると思います。

mysql_install_win_009

インストールするMySQL関連のソフトウェア一覧が表示されます。”Execute”を押下し、インストールを開始します。

mysql_install_win_010

インストールする時期によっては、”Not all products could be downloaded successfully. Do you still wish to install the remaining products”とインストールに失敗した旨のメッセージが表示されるかもしれません。

このようなネットワーク越しインストール作業では、MySQL側のURL変更などの理由でダウンロード不能になる事はよくあります。インストールに失敗したプロダクトは後ほど手作業でインストールを行います。

mysql_install_win_011

どのプロダクトがインストールに成功したかを確認します。私の場合は、”Connectior/ODBC”のインストールに失敗していますので、”Connectior/ODBC”のインストールは後ほど手作業にて行います。

インストールに成功したプロダクトの確認が完了しましたら、”Next”を押下します。

mysql_install_win_012

MySQL Windows版 初期設定

MySQL Windows版は、インストーラーのGUIで初期設定を求められます。

“Next”を押下し、”MySQL Server”のインストールを開始します。

mysql_initial_configuration_windows_001

Server Configuration Type, Enable TCP/IP Networking, Advanced Configurationの設定を行います。それぞれの設定項目の意味は以下の通りです。

設定項目説明
Server Configuration Type"Development Machine"等の用途を入力すると、用途とスペックに応じて自動的に設定ファイル(my.ini)を作成します。
Eable TCP/IP Networkingport番号の指定を行います。恐らく多くの場合は、デフォルトの3306で良いでしょう。
Advanced Configuratoinチェックを入れる事によって、より詳細な設定ができるようになります。MySQL5.6.19の場合は、ログファイルの設定がインストーラーで設定できます。

Server Configuration Typesの意味は以下の通りです。開発用途ならば、”Development Machine”を選択します。

タイプ説明
Development Machine開発用途です。Eclipse等の統合開発環境と同一のマシンにインストールする事を想定しています。
Server MachineApache, Tomcat等の他サーバソフトウェアと同時に動作される事を想定しています。
Dedicated MachineMySQLのみが動作するマシンを想定しまいます。ほぼ全てのメモリをMySQLに割り当てるように設定されます。

設定が完了しましたら、”Next”を押下します。

mysql_initial_configuration_windows_002

MySQLユーザの設定を求められます。Rootユーザのパスワードを入力し、”Next”を押下します。なお、”Current Root Password”は空欄で差し支えございません。

mysql_initial_configuration_windows_003

サービス名や自動起動有無を確認します。設定が完了しましたら、”Next”を押下します。

mysql_initial_configuration_windows_004

“Show Advanced Options”をチェックした時のみ表示される画面です。slow queryなどのログ関連の設定ができます。初学者にはやや難しい設定ですので、よく分からない人はそのまま”Next”を押下して下さい。この設定は、”my.cnf”, “my.ini”等の設定ファイルで後から変更できますので、インストール時に無理に設定する必要はございません。

mysql_initial_configuration_windows_005

“Next”を押下し、Samples and Examplesをインストールします。

mysql_initial_configuration_windows_006

“Next”を押下します。

mysql_initial_configuration_windows_007

“Finish”を押下します。

mysql_initial_configuration_windows_008

MySQL Windows版 接続確認

インストールされたMySQLに接続できるかどうかを確認します。MySQL workbenchを使用した方法とコマンドラインを使用した方法の2通りを紹介します。Linux版 MySQL経験者は、コマンドラインの方が親しみやすいと思います。

MySQL Windows版 接続確認 – MySQL Workbench

MySQLをインストールする時に、”Setup Type”として”Developer Default”または”Full”を選択していると、サンプルデータベースへの接続が設定されたMySQL workbenchがインストールされます。

MySQLのインストールが完了すると、以下のようなMySQL Wordbenchの画面が表示されます。”sakira”というサンプルデータベースを押下します。

mysql_connect_workbench_windows_001

サンプルデータベース”sakila”のER図が表示される事を確認します。

mysql_connect_workbench_windows_002

MySQL Windows版 接続確認 – MySQL Clinet (コマンドライン)

コマンドラインを用いてMySQLへの接続確認を行います。環境にもよりますが、64bitの場合は”C:\Program Files\MySQL\MySQL Server 5.6\bin”にMySQL ServerとMySQL Clientがインストールされます。このディレクトリに配置された”mysql.exe”というファイルを用いて接続確認を行います。

接続確認例は以下の通りです。

MySQL Windows版 ODBC

MySQL Windows版 ODBC ドライバーのダウンロード

MySQL Serverのインストーラーによって、ODBCドライバーが自動的にダウンロードされなかったため、ODBCは手作業によるインストールを行います。

http://dev.mysql.comにアクセスし、”Downloads”, “Community”の順で押下します。

mysql_download_odbc_001

“MySQL Connector”を押下します。

mysql_download_odbc_002

”Connector/ODBC”を押下します。

mysql_download_odbc_003

お使いのCPUアーキテクチャに合わせたODBCドライバーをダウンロードします。なお、CSE(Common SQL Environment)と呼ばれる2001年頃から使われている古くて安定しているツールを使いたい場合は、64bitPCであっても32bit ODBCをダウンロードして下さい。

mysql_download_odbc_004

○racle様にSing Upしろと言われますが、丁重に”No thanks, just start my download”とお断りしましょう。”No thanks, just start my download”を押下すると、MSI (インストーラー) ファイルのダウンロードが開始されます。

mysql_download_odbc_005

MySQL Windows版 ODBC インストール

ダウンロードしたMSI(インストーラー)ファイルをダブルクリックし、インストーラーを起動させます。

“Next”を押下します。

mysql_install_odbc_001

“I Accept the terms in the license agreement”を選択し、”Next”を押下します。

mysql_install_odbc_002

”Typical”を選択し、”Next”を押下します。

mysql_install_odbc_003

“Install”を押下し、インストールを実行します。

mysql_install_odbc_004

MySQL Windows版 ODBC データソースの設定

ODBC データソースを用いて、MySQL接続する方法について説明します。なお、以下はWindows7の場合の設定手順です。コントロールパネルの操作は、Windowsのバージョンによって若干の差異がある事をご了承ください。

“コントロールパネル”, “システムとセキュリティ”, “管理ツール”の順に押下します。

mysql_configure_odbc_64bit_001

“データソース (ODBC)”をダブルクリックし、”ODBC データソース アドミニストレーター”を起動させます。

mysql_configure_odbc_64bit_002

“ODBC データソースアドミニストレータ”の画面において、”ユーザ DSN”タブの”追加”を押下します。

mysql_configure_odbc_64bit_003

“MySQL ODBC 5.4 ANSI Driver”または”MySQL ODBC 5.4 Unicode Driver”を選択し、”完了”を押下します。

mysql_configure_odbc_64bit_004

接続情報を入力し”Test”を押下します。テスト接続に成功すると”Connection Successful”と表示され、”Database”欄にデフォルトで接続するデータベースをプルダウンで選べるようになります。

テスト接続に成功しましたら、”OK”を押下します。

mysql_configure_odbc_64bit_005

“OK”を押下します。

mysql_configure_odbc_64bit_006

MySQL Windows版 ODBC 64bitマシンでCSEを使用する場合の特殊設定

MySQLクライアントツールのひとつとしてCSE(Common SQL Environment)をあげる事ができます。CSEは2001年から存在するとても安定したツールですが、現在(2014年7月)は64bit対応していないデメリットが存在します。以下、どうしても64bitマシンでCSEを使わなければならない人のために、CSEの設定例を記します。

CSEは32bitを前提としておりますので、まず32bitのMySQL Connector ODBCをインストールします。なお、余談かもしれませんが、64bit ODBCと32bit ODBCは共存する事ができます。以下は、64bit, 32bit ODBCが共存してしまった残念な画面です。もはや、どちらが64bitなのか分かりません。

mysql_configure_odbc_32bit_001

32bit 版 MySQL Connector ODBCのインストールが終わりましたら、32bit版のODBCの設定を行います。コントロールパネルからODBCの設定を行うと64bit版の”ODBC データソース アドミニストレータ”が起動されますが、実は32bit版の”ODBC データソース アドミニストレータ”も存在します。32bit版, 64bin版 それぞの”ODBC データソース アドミニストレータ”のファイルパスは以下の通りです。

アーキテクチャファイルパス
64bit%windir%\system32\odbcad32.exe
32bit%windir%\SysWOW64\odbcad32.exe

環境変数%WINDIR%はOSのバージョンによって変わる可能性がありますが、Windows7の場合は”C:\Windows\SysWOW64\odbcad32.exe”が32bit版の”ODBC データソース アドミニストレータ”になります。”odbcad32.exe“をダブルクリックして下さい。

mysql_configure_odbc_32bit_002

“ODBC データソースアドミニストレータ”の画面において、”ユーザ DSN”タブの”追加”を押下します。

mysql_configure_odbc_32bit_003

“MySQL ODBC 5.3 Unicode Driver”を選択し、”完了”を押下します。ANSIは2バイト文字(例 : 日本語)の取り扱い時にトラブルにつながるのでお勧めしません。

mysql_configure_odbc_64bit_004

接続情報を入力し”Test”を押下します。テスト接続に成功すると”Connection Successful”と表示され、”Database”欄にデフォルトで接続するデータベースをプルダウンで選べるようになります。

テスト接続に成功しましたら、”OK”を押下します。

mysql_configure_odbc_32bit_005

“OK”を押下します。

mysql_configure_odbc_32bit_006

Tips

my.ini, my.cnfのファイルパス

mysqlの設定は、my.iniまたはmy.cnfというファイルに記述します。私はインストール作業を行ったとき、”my.cnfがない”と思ってかなりハマリました。MySQLバージョンや起動ユーザによって異なりますが、MySQL5.6.19かつデフォルト設定の場合は、以下ProgramData配下にmy.iniが作成されます。

なお、my.iniが作成される場所はMySQLを実行するユーザによって異なります。

上記ファイルパスにmy.iniが存在しない場合は、サービスコンソールからmy.iniの場所を探します。スタートメニューを押下し、”プログラムとファイルの検索”に”services.msc”と入力します。MySQLで右クリックメニューを表示させ、”プロパティ”を押下します。

mysql_service_001

“実行ファイルのパス”に表示された–default-fileオプションで指定された位置にmy.iniが存在する事を確認します。

mysql_service_002

動作確認環境

  • 動作確認日 : 2014/07/21
  • Windows 7 64bit ( レッツノート CF-10 )
  • MySQLサーバ Ver 5.6.19 for Win64 on x86_64 (MySQL Community Server (GPL))
  • MySQLクライアント Ver 14.14 Distrib 5.6.19, for Win64 (x86_64)
  • MySQL Workbench 6.1.7
  • MySQL ODBC コネクター 5.3.4

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