仮想化ソフトウェア VMware Server の使い方


VMware Serverは、かつての個人向けの仮想化ソフトウェアのひとつです。2009年で開発が停止されてしまい、現在(2014/11/03)時点のVMware公式サイトは、リンク切れでVMware Serverをダウンロードする事ができません。VMware Serverをお使いの方は、可能ならばVMware Player, Oracle VirtualBoxへの乗り換えを検討しましょう。

このページは何らかの理由によりVMware Serverを使わざるを得ない方のために、Windows環境にVMware Serverをインストールする方法とVMware Serverの使い方について説明を行います。なお、以下の手順は2012年1月当時のものである事をご了承ください。

deprecations_001

VMware Serverのインストール

VMware Serverのダウンロード

以下URLの”VMware”公式サイトをブラウザで開きます。

  • http://www.vmware.com/jp/

リンクを辿り”VMware Server”(vSphere, vCloudなど紛らわしい製品名が多数あるので注意して下さい)が ダウンロード可能なページを探します。なお、VMware Serverは無償の製品ですが、 ユーザ登録とライセンスが発生しますので、初めてVMwareを使う方はユーザ登録が必要となります。 また、ダウンロード画面へ辿る過程で、以下画面のようにライセンスキーが発行されますので ライセンスキーをテキストエディタなどに保存しておきます。

vmware_server_licensing_001

VMware Serverのインストール

先ほどの手順でダウンロードしたexeファイルをダブルクリックしインストーラーの指示に従い”Next”を押下します。 途中、ライセンスキーの入力を求められる画面がありますので、先ほど控えたライセンスキーを入力します。

vmware_server_licensing_002

仮想マシンの作成

VMware Serverの認証

VMware Serverをインストールが完了すると、VMware Serverが起動します。 VMware Server バージョン1.X系の時はVMware Serverをアプリケーションとして起動する必要がありましたが、 VMware Server 2.Xはサービス(常駐プログラム)として起動します。

VMware Serverにアクセスするためには、 デスクトップのVMwareショートカットをクリックするか、以下URLをブラウザに入力します。

  • https://localhost:8333/

VMware Serverにアクセスすると、以下のような認証を求められます。 ここで入力するユーザ名とパスワードは、Windowsの管理者ユーザ名とパスワードです。 なお、Active Directoryを使用している環境などでは”domain\username”のような書式で、 Active Directoryドメインとユーザ名を指定する必要があります。

vmware_server_authentication_001

データストアの確認

VMware Serverにはデータストアという設定があります。 デフォルト設定の場合は、”C:\Virtual Machines”というディレクトリに standardという名前のデータストアが紐づけされます。

データストアに、OSインストール時に使用するISO imageを配置して下さい。 なお、データストアは以下の赤枠より確認する事ができます。

vmware_server_datastores_001

仮想マシンの作成

“Create Virtual Machine”を押下する事で、仮想マシンを作成する事ができます。 基本的にメッセージに沿って設定を投入すれば問題ないかと思われますが、 念のために、Fedora16(kernel 3.1)を私が実際にインストールした設定例を以下に示します。

特別な要件がない限り、”Network Connection”は”NAT”を指定して下さい。 なお、”Network Connection”の説明は”VMware Player”の項を参照下さい。

大項目小項目設定値
Name and LocationNamefedora16
Guest Operating SystemOperating SystemLinux operating system
Guest Operating SystemVersionOther Linux
Memory and ProcessorsMemory size1024
Memory and ProcessorsProcessors count1
Hard DiskCreate a New Virtual Disk
PropertiesCapacity20 GB
Network AdapterAdd a Network Adapter
PropertiesNetwork ConnectionNAT
PropertiesConnect at Power Onyes
CD/DVD DriveUse an ISO image
PropertiesImage FileFedora-16-i386-DVD.iso
PropertiesConnect at Power Onyes
Floppy DriveDon't Add a Floppy Drive
USB ControllerDon't Add a USB Controller

仮想マシンへの接続

“仮想マシン名” -> “Console”タブ -> “Install plug-in”の順で押下します。 すると、”vmware-vmrc-win32-x86.exe”というファイルをダウンロードできますので、 ダウンロード後にexeファイルを実行しInternet Explorer用のプラグインをインストールして下さい。

vmware_server_console_001

“仮想マシン名” -> “Console”タブ -> “再生ボタン” -> “Open the console in a new window”の順で押下します。 すると、仮想マシンにアクセスするためのコンソールが表示されます。

vmware_server_console_002

ただし、環境によっては以下のようなエラーが発生しコンソールを開く事ができない現象が発生します。 これは、ホスト名が名前解決できない事によって発生する現象です。

vmware_server_console_003

ホスト名を名前解決できるようにするには、hostsファイルを編集する事で対応できます。 (個人的な志向ですが、)hostsファイルの設定変更は管理が難しい(設定変更した事を忘れてしまう事が多い)ので、 URLの書き換えで対応します。

デフォルト設定の場合、VMware ServerのULRは”C:\Program Files\VMware\VMware Server\serverui.url”に 記述されています。このurlファイルを選択し、”右クリック” -> “プロパティ(R)”を押下します。 以下のようにURLをマシン名からlocalhostに変更する事で、名前解決が可能になりエラーが発生しなくなります。

vmware_server_console_004

動作確認環境

  • 動作確認日 : 2012/01/01
  • VMware Server バージョン : 2.0.2
  • ホストOS : Windows XP 32bit
  • ゲストOS : Fedora16 32bit

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする