Vyatta(VyOS)のインストール方法

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Vyatta(VyOS)のインストール方法についてまとめます。Vyattaはデフォルトの状態では、ディスクにOSイメージを書き込みません。ですので、再起動と同時に設定は消えてしまいます。もし、設定を保存したい場合は、”install image”を実行します。

Vyatta(VyOS)のダウンロード

vyos.io」へアクセスします。

長期間安定して使用できる「LTS(Long Time Support)」は有償版です。無償版を使用した方は「Rolling Release」を押下します。

Vyatta(VyOS)のダウンロード 01

無償の「Rolling Release」は、安定板を使用する事ができず、比較的、最新のバージョンしか使う事ができません。使用したいバージョンを選び、isoファイルをダウンロードします。

Vyatta(VyOS)のダウンロード 02

仮想マシンの作成

VyattaはESXi, KVM, VirtualBoxなどの任意のハイパーバイザ上で動作します。以下、VirtualBoxを使用した例を紹介します。

CPU, メモリ, ディスクなど

VirtualBoxを起動し、仮想マシンを新規作成する画面へ遷移する「新規」と書かれたボタンを押します。

vyatta(VyOS)用の仮想マシン作成 01

「名前」には何か分かりやすい名称を、「タイプ」「バージョン」は「Linux」「Debian (64bit)」を選びます。

vyatta(VyOS)用の仮想マシン作成 02

メモリは「1024MByte(1GByte)」もあれば十分です

vyatta(VyOS)用の仮想マシン作成 03

「新規ハードディスクを作成する」を選んだ状態で「作成」を押下します。

vyatta(VyOS)用の仮想マシン作成 04

ハードディスクのファイルタイプは、どれを選んでも差し支えございません。以下スクリーンショットでは「VMDK」を選んでいます。

vyatta(VyOS)用の仮想マシン作成 05

ディスクサイズを可変とするか、固定とするかの指定です。どれを選んでも差し支えございません。

vyatta(VyOS)用の仮想マシン作成 06

ディスクサイズは「4GB」もあれば十分です。もし不安ならば、以下スクリーンショットよりも大きいサイズを選んでも良いでしょう。

後続のインストール操作にて、最低のディスクサイズは「2000MB」である旨のメッセージが表示されます。

vyatta(VyOS)用の仮想マシン作成 07

ISOファイルのマウント

vyattaの仮想マシンを選択している状態で、「設定」を押下します。

vyatta ISOファイルマウントの設定 01

「ストレージ」タブで、IDEコントローラーの「+(追加)」ボタンを押下します。

vyatta ISOファイルマウントの設定 02

「追加」ボタンを押下します

vyatta ISOファイルマウントの設定 03

さきほどダウンロードしたisoファイルを選択します。

vyatta ISOファイルマウントの設定 04

「選択」ボタンを押下し、画面を閉じます。

vyatta ISOファイルマウントの設定 05

vyattaのisoファイルがマウントされている状態になった事を確認し、「OK」を押下します。

vyatta ISOファイルマウントの設定 06

vNICの設定

vyattaの仮想マシンを選択している状態で、「設定」を押下します。

vyatta 仮想NICの設定 01

「ネットワーク」タブの「アダプター1」タブで、vNICに割り当てるアダプターを選びます。以下スクリーンショットは「ホストオンリーアダプター」になっていますが、アダプターの種類は環境に応じて変更が必要です。

表示上のバグで、以下スクリーンショットでは「アダプター1」が見えてない事を了承ください

vyatta 仮想NICの設定 02

「ネットワーク」タブの「アダプター2」タブで、「ネットワークアダプタの有効化」にチェックを入れます。VirtualBoxはデフォルトでは1つの仮想NICを持つマシンが作成されますが、ここにチェックを入れる事で最大4つの仮想NICを持つ仮想マシンの作成が可能です。もし、仮想NICをさらに増やしたいならば「アダプター3」「アダプター4」にも同様の操作をします。

表示上のバグで、以下スクリーンショットでは「アダプター2」が見えてない事を了承ください

vyatta 仮想NICの設定 03

初回起動

OSログインまでの操作

vyattaの仮想マシンを選択している状態で、「起動」を押下します。

vyattaの初回ログイン 01

10秒待つか、「Live(amd64-vyos)」を選択します。

vyattaの初回ログイン 02

初期ユーザ「vyos」、初期パスワード「vyos」でログイン可能です。

vyattaの初回ログイン 03

イメージの書き込み

現在、vyattaはlive modeで起動しており、OSの起動イメージはディスクへインストールされていません。このままでは、次回起動時に設定が全て消えてしまうので、ディスクへ起動イメージを書き込みます。書き込みには「install image」コマンドを使用し、後は対話形式で「Yes/No」を返答するだけです。

まずは、install imageコマンドを入力します。

vyos@vyos:~$ install image 

インストールを継続するか否かを聞かれますので、「Yes」と返答します。

Welcome to the VyOS install program.  This script
will walk you through the process of installing the
VyOS image to a local hard drive.
Would you like to continue? (Yes/No) [Yes]: Yes

ディスクパーティションをどのように設定するか聞かれます。特にこだわりがない方は、そのままエンターキーを押下すると「Auto」で推奨される設定が表示されます。

The VyOS image will require a minimum 2000MB root.
Would you like me to try to partition a drive automatically
or would you rather partition it manually with parted?  If
you have already setup your partitions, you may skip this step

Partition (Auto/Parted/Skip) [Auto]: 

どこへOSをインストールするか聞かれます。/dev/sdaへインストールして差し支えないか問われます。エンターキーをそのまま押下すると、/dev/sdaへのインストールを試みます。

I found the following drives on your system:
 sda    4294MB


Install the image on? [sda]:

/dev/sdaへインストールして差し支えないか、2度目の確認を求められます。この応答はデフォルトがNoになっていますので、「Yes」と入力してからエンターキーを押下します。

This will destroy all data on /dev/sda.
Continue? (Yes/No) [No]: Yes

起動に関する2種類の設定ファイルを提示されます。そのままエンターキーを押下し、「config.boot」を起動ファイルとして利用します。

I found the following configuration files:
    /opt/vyatta/etc/config/config.boot
    /opt/vyatta/etc/config.boot.default
Which one should I copy to sda? [/opt/vyatta/etc/config/config.boot]: 

管理者ユーザvyosのパスワードを決めるように求められます。2回パスワードを入力してください。

Enter password for administrator account
Enter password for user 'vyos':
Retype password for user 'vyos':


GRUBをどこへインストールするか問われます。そのままエンターキーを押下し、/dev/sdaへインストールします。


Which drive should GRUB modify the boot partition on? [sda]:

参考情報として、インストール操作時に発生するログ全文を以下に掲載します。

vyos インストールログ
vyos@vyos:~$ install image 
Welcome to the VyOS install program.  This script
will walk you through the process of installing the
VyOS image to a local hard drive.
Would you like to continue? (Yes/No) [Yes]: Yes
Probing drives: OK
Looking for pre-existing RAID groups...none found.
The VyOS image will require a minimum 2000MB root.
Would you like me to try to partition a drive automatically
or would you rather partition it manually with parted?  If
you have already setup your partitions, you may skip this step

Partition (Auto/Parted/Skip) [Auto]: 

I found the following drives on your system:
 sda    4294MB


Install the image on? [sda]:

This will destroy all data on /dev/sda.
Continue? (Yes/No) [No]: Yes

How big of a root partition should I create? (2000MB - 4294MB) [4294]MB: 

Creating filesystem on /dev/sda1: OK
Done!
Mounting /dev/sda1...
What would you like to name this image? [1.4-rolling-202107280117]: 
OK.  This image will be named: 1.4-rolling-202107280117
Copying squashfs image...
Copying kernel and initrd images...
Done!
I found the following configuration files:
    /opt/vyatta/etc/config/config.boot
    /opt/vyatta/etc/config.boot.default
Which one should I copy to sda? [/opt/vyatta/etc/config/config.boot]: 

Copying /opt/vyatta/etc/config/config.boot to sda.
Enter password for administrator account
Enter password for user 'vyos':
Retype password for user 'vyos':
I need to install the GRUB boot loader.
I found the following drives on your system:
 sda    4294MB


Which drive should GRUB modify the boot partition on? [sda]:

Setting up grub: OK
Done!
vyos@vyos:~$ 

起動確認

isoファイルのアンマウント

仮想マシン停止後、vyattaの仮想マシンを選択している状態で、「設定」を押下します。

vyatta isoファイルのアンマウント 01

「ストレージ」タブで、isoファイルの右クリックメニューを表示し、「割り当てを除去」を押下します。

vyatta isoファイルのアンマウント 02

割り当てが除去された事を確認し、「OK」を押下します。

vyatta isoファイルのアンマウント 03

通常起動の確認

vyattaの仮想マシンを選択している状態で、「起動」を押下します。

vyattaの通常起動確認 01

以下スクリーンショットのように「KVM console」などの文字が表れていれば、live modeではなく通常の起動になっている事の確認になります。

vyattaの通常起動確認 02

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