統合監視ツール


統合監視ツールの使用方法とその前提知識(snmpd, snmptrapdなど)について説明します。また、cacti, munin等の実際の画面も紹介しますので、各監視ツールの雰囲気を感じ取って頂ければと思います。

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統合監視ツールの前提知識

snmp 設定方法

Linuxサーバのsnmpの設定(snmp.conf)についてまとめます。snmp.confを適切に設定する事で、ベンダー固有のプライベートMIBを追加 (MIBをコンパイル) したり、コミュニティ名の指定など共通の設定を省略したりする事ができます。

snmpd 設定方法

snmpdはsnmpget等の問い合わせに応答してサーバの状態を返すSNMPの常駐プログラムです。サーバにsnmpdの設定を予め投入しておく事によって、統合監視ツールからの問い合わせに対して応答を返せるようになります。

snmptrapd 設定方法

snmptrapdは各機器からのアラートであるsnmptrapを受信する機能です。主にIMPI, ネットワーク機器などの監視エージェントをインストールできないアラートを検知するのに使います。

統合監視ツールの設定方法

mrtgのインストールと設定方法

MRTGは最も設定が簡単な統合監視ツールで、トラフィック監視かつ小規模環境に向いております。他のツールに比べて機能が貧弱なので監視用途としてはお勧めできませんが、手っ取り早くトラフィックを計測したい時に便利なツールです。

muninのインストールと設定方法

MuninはAgent型のパフォーマンス収集ツールです。ZappixやNagiosに比べるとアラート通知機能は貧弱ですが、設定が非常に簡単である事が最大のメリットです。

監視ツールとしては貧弱ですが、キャパシティプランニングだけならばMuninのみで充分です。また、監視が必要な環境でしたら他の統合監視ツールと組み合わせる事で手間を大きく削減できると思います。サーバ台数が多く運用工数削減が叫ばれるような環境では、非常にお勧めできるソフトウェアです。

cactiのインストールと設定方法

CactiはSNMP型のパフォーマンス収集ツールです。エージェント(Agent)をインストールできないネットワーク機器などを監視するには、未だに強い人気があります。また、死活監視と性能監視を分けて管理する場合は、Cactiに性能監視を任せる構成が多く見られます。

zabbixのインストールと設定方法

Zabbixはオープンソースの統合監視ツールのひとつです。Nagios, Xymonと異なりサポートを受けやすいため、徐々にSIer案件として増えつつあります。Nagios, Xymonに比べGUI操作が多いのも、SIに好まれる理由のひとつです。 GUI操作が多いという事は、初心者の学習コストが低い代わりに自動化しづらいという事を意味します。ですので、サーバ台数は少ないものの厳密な監視が求められるような大企業のシステムとしてお勧めです。

実際の監視画面

このサイト「ネットワークチェンジニアとして」の監視結果を紹介します。実際の画面を見て頂き、各監視ツールの雰囲気を感じとって頂ければと思います。なお、監視データは定期的に自動復旧しますので、好き勝手に設定変更を行って差し支えございません。

munin 監視画面

設定が簡単なわりに監視画面が非常に見やすいです。対労働時間という観点では、最もコストパフォーマンスが良いツールかと思います。

cacti 監視画面

ユーザ名「admin」, パスワード「admin」でログインして下さい。muninよりも歴史の古いツールで見た目はダサいですが、監視項目は非常に充実しています。percona cacti pluginを用いてMySQLを監視していますが、muninと比較すると監視項目の多さに驚くと思います。

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