NEC IX ポート構成説明

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NECルータは、独立で動作するLANポートとスイッチングハブを搭載しています。異なる2種類のポートを搭載している事を理解していないと、どのポートがどこのインターフェースと対応しているかが理解できなくなってしまいます。

ポートの構成

独立ポート スイッチングポートの違い

IX2215の場合は、独立で動作するLANポートを2ポートと8ポートのスイッチングハブを搭載しています。スイッチングハブは比較的高機能な装置で、他製品のL3SWに相当する機能を提供します。以下の図で左側の2ポートが独立したLANポートで、右側8ポートがスイッチングハブになります。

NEC IXのデバイス構成

便宜のため、独立で動作するLANポートを”独立ポート“と呼び、スイッチングハブの機能を提供するポートを”スイッチングポート“と呼びます。敢えて名前をつけたのは、独立ポートとスイッチングポートでは、提供する機能も異なりますし、操作感も大幅に異なるためです。NECのマニュアル内にこの概念を説明する適当な用語が見当たらなかったため、私が勝手に名前をつけます。独立ポート、スイッチングポートはNEC公式の用語ではない事をご了承ください。

命名規則

ポートベースVLANを使用しない場合

Interface GigaEthernetX.Yと表記すると、X, Yはそれぞれ以下を表します。

記号 意味
X デバイス番号
Y サブインターフェース番号

サブインターフェースは、タグVLAN, PPPoEを設定する時に使用する概念です。もし、タグVLANやPPPoEを使用しないならば、メインインターフェースを表す0番をサブインターフェース番号として指定します

ポートベースVLANを使用する場合

Interface GigaEthernetX:Y.Zと表記すると、X, Y, Zはそれぞれ以下を表します。

記号 意味
X デバイス番号
Y vlan-group番号
Z サブインターフェース番号

vlan-gropu番号はポートベースVLANの設定で、vlan groupとportの紐付けの設定です。紛らわしいですが、vlan-gropu番号はdot1qのタグ番号とは全く関係のない設定です。設定例については、NEC IX ポートVLAN設定を参照ください。

ポートの操作

独立ポートの操作

独立ポートを操作するには、以下のようなコマンドを用いて操作します。interface GigaEthernetX.Yならば、Xがデバイス番号で、Yがサブインターフェース番号になります。

Router(config)# interface GigaEthernetX.Y
Router(config-GigaEthernetX.Y)# 

サブインターフェースは、タグVLAN, PPPoEを設定する時に使用する概念です。もし、タグVLANやPPPoEを使用しないならば、メインインターフェースを表す0番をサブインターフェース番号として指定します

GE0と書かれたポートを指定したいならば、以下のようなコマンドになります。

Router(config)# interface GigaEthernet0.0
Router(config-GigaEthernet0.0)# 

GE1と書かれたポートを指定したいならば、以下のようなコマンドになります。

Router(config)# interface GigaEthernet1.0
Router(config-GigaEthernet1.0)# 

スイッチングポートの操作 – ポートVLANを使用しない場合

ポートVLANを使用しない場合は、スイッチングポートは、以下のようなコマンドを用いて操作します。interface GigaEthernetX.Yならば、Xがデバイス番号で、Yがサブインターフェース番号になります。独立ポートの操作と全く同じです。

Router(config)# interface GigaEthernetX.Y
Router(config-GigaEthernetX.Y)# 

GE2と書かれたデバイスを指定したいならば、以下のようなコマンドになります。

Router(config)# interface GigaEthernet2.0
Router(config-GigaEthernet2.0)# 

上記コマンドのインターフェースに関する設定は、デバイス2全てに適用されます。つまり、デバイス2のポート1もポート2もポート3も、この設定が適用されます。

スイッチングポートの操作 – ポートVLANを使用する場合

スイッチングポートは、他ネットワーク機器のL3SWに相当する機能を提供するポートです。ポートベースVLAN使用する場合は、まずはポートとvlan groupの紐付けを行う必要があります。

Router(config)# device GigaEthernet2
Router(config-GigaEthernet2)# vlan-group <group_num> port <port_num> [  <port_num> ... ]

スイッチングポートを操作するには、以下のようなコマンドを用いて操作します。interface GigaEthernetX:Y.Zならば、Xがデバイス番号で、Yがvlan groupで、Zがサブインターフェース番号になります。

Router(config)# interface GigaEthernetX:Y.Z
Router(config-GigaEthernetX:Y.Z)# 

vlan group Xと紐付たポートのメインインターフェースに対する設定が行いたい場合は、以下のようなコマンドになります。

Router(config)# interface GigaEthernet2:X.0
Router(config-GigaEthernet2:X.0)# 
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