パナソニックMNOスイッチは、CLI, Menu, GUIの3種類の設定方法を備えています。まずはコンソールケーブル経由でログインし、設定ができる状態になるまでの手順を説明します。
自己診断
コンソールケーブルを接続した状態で、ルータを起動します。起動すると、まず自己診断(POST : Power On Self Test)が実施されます。診断結果が”OK”または”Passwd”と表示される事を確認します。
Memory test....OK Decompressing...OK System database initialization ... OK ICS unit 0: Dev 0xB025, Rev 0x11, Chip BCM56025_B0, Driver BCM56224_B0 Attaching SOC unit 0... BCM unit 0: SOC registers test ... Passed BCM unit 0: PHY registers test ... Passed BCM unit 0: MAC loopback test .... Passed BCM unit 0: PHY loopback test .... Passed Fan sensor test .................. Passed PoE test ......................... Passed Checking Image Bank Integrity ........ OK Booting system Decompressing...OK OS Init complete sal_core_init completed sal_appl_init completed Broadcom Command Monitor: Copyright (c) 1998-2007 Broadcom Corporation ICS unit 0: Dev 0xB025, Rev 0x11, Chip BCM56025_B0, Driver BCM56224_B0 SOC unit 0 attached to PCI device BCM56025_B0 SOC unit 0 attached Loading the rc.soc file rc: unit 0 device BCM56025_B0 rc: MMU initialized rc: BCM driver initialized. rc: L2 Table shadowing enabled rc: Port modes initialized Console Task creation is successful Telnet Task creation is successful
ログイン
Postが終了するとユーザ認証を求められます。初期設定はユーザ名“manager”、パスワード“manager”です。
============================================================================== PN23249K Local Management System Version 2.0.0.73 MAC Address: 00:C0:8F:2E:10:3B ============================================================================== Login Menu Login:
3つの設定方法
概要
パナソニック MNOシリーズは、以下3つの設定方法を備えています。勤務先の文化やエンジニアのスキルセットに応じて、使いやすい設定方法を採用すると良いでしょう。
- WEB GUI – ブラウザによる操作
- Menu – 対話形式の操作
- CLI – コマンドラインによる操作
WEB GUI
パナソニック MNOスイッチは、ブラウザによる操作機能を備えています。
Web GUIの非常に優れている機能は、interface, VLAN等の一括設定です。CLIモードで”interface range”コマンドが存在しないので、一部GUIの方が優れている機能もあります。
対話式メニュー
以下画面のような対話形式の操作が、パナソニックが一番推奨する設定方法です。なお、この画面でCを押下するとCLI画面になります。
CLI
コマンドライン操作も可能です。但し、「タブ2回でヘルプストリングがでない」「一部短縮コマンドが許されずコマンドの完全一致が求められる」などの若干の使いづらさはあります。
なお、設定全文を確認できるのは、CLIモードの”show run”コマンドのみです。他のモードでは、該当の機能のみしか設定が表示されないので、スイッチ機器間の差分を確認したい時はこのモードを使用すると良いでしょう。