VMware HAの設定手順 (NFSを使用する場合)

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VMware HAはESXiの筐体障害発生時に、別の筐体で仮想マシンを再起動させるダウンタイムを軽減させる手法です。このページではNFSを使用したVMware HAの動作確認方法を説明します。

VMware HAの設定例

vMotionの有効化

vmk(VM Kernel)の設定画面を開き、「vMotion」を有効にしたvmk(VM Kernel)同士が互いに疎通可能になるようにします。

vMotionの有効化

共有データストアの作成

ESXiの管理画面を開き、「ストレージ」「データストア」「新しいデータストア」の順に押下します。

共有データストアの作成 01

「NFSデータストアのマウント」を選択し、「次へ」を押下します。

共有データストアの作成 02

NFSサーバへの接続情報を入力し、「次へ」を押下します。

共有データストアの作成 03

「完了」を押下します。

共有データストアの作成 04

NFSデータストアがマウントされた事を確認します。

共有データストアの作成 05

VMware HAを組む全ESXiホストに対して同様の操作をします。

共有データストアの作成 06

VMware HAの有効化

vCenterの管理画面を開きます。データセンタを選択した状態で右クリックメニューを開き、「新規クラスタ」を押下します。

vSphere HAの有効化 01

「vSphere DRS」「vSphere HA」を有効にした状態でクラスタを作成します。

vSphere HAの有効化 02

クラスタにホストを追加します。

vSphere HAの有効化 03

VMware HAの動作確認

NFS上に仮想マシンを作成し、それを起動します。

vSphere HAの動作確認 01

どのESXi上で仮想マシンが動作しているかを確認します。以下スクリーンショットの場合ならば、192.168.1.142上で仮想マシンが動作しています。

vSphere HAの動作確認 02

仮想マシンにpingを打ちながら、ESXiを再起動させます。しばらく経つと仮想マシンへのpingが途切れます。

vSphere HAの動作確認 03

さらにしばらく待つと、ping応答が復活します。

vSphere HAの動作確認 04

vCenterで状態を確認すると、仮想マシンが192.168.1.142から192.168.1.143へ移動した事が分かります。

vSphere HAの動作確認 05

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